2025年4月期
第1四半期決算
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決算説明動画の目次
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代表取締役の交代 0:54
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成長戦略について 10:08
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決算概要 10:53
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Q&A 10:00
決算資料
決算発表に関するQ&A
中期経営計画に関連する内容については、長期ビジョン・中期経営計画のページにてご確認いただけます。
【事前にいただいた質問】
POSレジは競合他社も製品・サービスをだしており激しい競争環境にあると思いますが、これに対する御社の今後の戦略、自社の位置づけ、他社に対する優位性について教えて下さい。
他社製品との外部連携の豊富さや、アプリ・マーケットでのニッチなニーズに対するアプローチが優位性になると考えています。
スマレジGMVにおけるPAYGATE決済の普及率について伺えますでしょうか。
GMV(総取引額)ベースでは公表しておりませんので、参考になるかはわかりませんが、POSユーザーにおけるPAYGATEの導入率は約10%台程度です。2022年7月に吸収合併して事業を開始した当初はほぼ0%でしたが、そこから導入が進み、現在ではかなりのペースで上昇しています。今後も導入率の上昇が期待されます。
今後の顧客単価の見込みと、単価を上げる方策があればご教示願います。
見込みとしては、今後も微増していくと考えています。長期ビジョンでもARRを目標として追う方針となったため、当然のことながら顧客単価の向上にも取り組んでいきます。
具体的な施策としては、アプリマーケットによるオプション機能や周辺機能の充実化、そして機器を初期投資なしでサブスク形式で利用できるプランの販売です。これらはPOSに関する施策ですが、スマレジ全体としては、事業ドメインの拡大に伴い、1顧客あたりの単価も向上していきます。まだ開示していないデータではありますが、この戦略を大きな柱として重視し、進めていきたいと考えています。
1QではARPAの伸びが例年より大きく見えますが、その理由についてご教示ください。
決算説明でも触れましたが、他社決済サービスとの連携による費用で売上が増加しています。もともと決済領域の売上として計上していましたが、今期からはPOS部門に含めるようにしています。金額自体はそれほど大きくありませんが、この変更が一因です。また、機器サブスクリプションプランの導入が順調に進んでおり、それによる売上向上も見られます。
2Q以降の広告宣伝費の計画についてご教示ください。(1Qと同程度なのか、今後増やしていくのかなど)
1Qの広告宣伝費が今後の基準になるかと思います。クウォーターごとの推移をご覧いただければわかるように、例年4Qに少し偏りが見られます。そのため、今年も同様に4Qに向けて少しずつ増加していく傾向になると考えています。
「国内市場シェア」のピラミッド型の表について、大規模・中規模・小規模の分類はどのデータを参照していますか?対象業種には何が含まれますか?
詳しい手順は省略しますが、経済センサス 活動調査の「事業所に関する集計」と「企業等に関する集計」を使用しています。
「事業所に関する集計」から産業別の店舗数を算出できますが、これだけでは弊社が示している国内市場規模を表すピラミッドを算出することはできません。そのため、「企業等に関する集計」の従業員規模別の企業数と、各産業における事業所あたりの平均従業員数から予想店舗数を導き出し、それを掛け合わせて規模別の店舗数を算出しています。この部分については弊社独自の算出方法によるものです。
対象業種は、小売業、宿泊業、飲食サービス業、生活関連サービス業、娯楽業、医療業を主に含みますが、小分類においても適切な調整を行っています。
スマレジ関連のサブスクリプションの月額利用料は、開示されている顧客数にプランごとの単価を掛け合わせた合計額でよいでしょうか。また、ARRの増加率が月次と比較して、大きく伸びている理由を教えてください。
決算説明資料17ページにあるARRの推移を見て、店舗数の増加とARRの伸びが乖離している点についてのご質問だと想定して回答いたします。
スマレジの月額利用料は、基本的には公開している顧客数(店舗数)にプランごとの単価を掛け合わせた合計額が基となりますが、決算説明資料20ページに記載されている顧客単価は、POSのみの数値であるのに対し、17ページのARRには、周辺サービスや関連サービスも含まれています。備考欄に記載の通りですが、アプリマーケットや、POS一体型の接骨院向けシステムなども含めて計算しています。そのため、「ARRのスマレジ利用料関連」は、POS単体の単価のみで算出されたものではないという点をご留意ください。
【リアルタイムでいただいた未回答のご質問】
決算説明会では、運営上の不手際によりリアルタイムでいただいたご質問を確認できず、回答しないまま配信を終了する結果となりました。
参加者の皆さまの多大なるご期待を裏切る形となり、心よりお詫び申し上げます。今後、同様の事態が発生しないよう、再発防止に努めてまいります。
1Q決算において、新札特需の影響はどの程度あったと考えていますか?2Q以降の反動減が心配です。
新紙幣発行による特需は前期でほぼ終息しており、今期の計画にはわずかな影響しか見込んでいませんでした。予想通り、その影響はごく軽微なものでした。
広告宣伝費が抑えられているようですが、リードの減少などの影響は出ていませんか?
2024年4月期の第4四半期と比較すると、四半期ごとの広告宣伝費は減少していますが、第4四半期にはリードや認知度向上に直接結びつかない広告費(イベント協賛など)が発生していました。また、当社の繁忙期に合わせたプロモーション活動の強化も行っていたため、他の四半期に比べて第4四半期は毎年、広告宣伝費が増加する傾向にあります。
全ての流入元ごとにユニットエコノミクスを細かく管理し、最適化を進めているため、当四半期の広告費はそれほど大きくなりませんでした。
ご参考: FY2025 1Q決算説明資料 p.13
利益還元の方針について教えてください。現在は成長投資を優先して無配としているとのことですが、どのような条件が整えば配当を開始するのでしょうか?
現時点では、成長投資に備えて十分な内部留保を確保することを優先しております。そのため、配当開始の具体的な時期についてはまだお示しできませんが、将来的には大型投資(M&A)の完了や安定した利益基盤の確立を条件に、配当を実施するタイミングを慎重に判断してまいります。
貴社の強みの一つはプロダクト開発力だと思いますが、優秀なエンジニアを採用・確保するために工夫されていることはありますか?また、エンジニアの方々が貴社で働く魅力とは何でしょうか?
当社では、技術力だけでなく、ビジネス感覚を理解できる人材を採用することを意識しています。当社の採用基準や開発における価値観については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
次に、エンジニアにとっての魅力についてお答えします。当社で働くエンジニアには、技術だけでなくビジネスの視点を持つことが求められます。技術は流行の変化が激しく、いわゆる「ドッグイヤー」の世界ですが、ビジネスを意識したエンジニアリングができるようになれば、流行に左右されず、課題解決ができる価値の高いエンジニアへと成長できると考えています。
私、宮﨑もエンジニア出身であり、ビジネス観点を忘れずにお客様の課題解決に取り組んだことで評価され、現在のポジションに就くことができたと感じています。