株主・投資家の皆様へ(2025年)
第20期定時株主総会 招集通知より
2024年7月より代表取締役を拝命いたしました宮﨑です。
新任の立場からあらためて、これまで当社を支えてくださった株主の皆さまに、心より感謝申し上げます。
私は開発部門出身(元CTO)として、長年にわたりプロダクトと向き合ってまいりました。これからは経営全体を担う立場として、技術と現場の視点を大切にしながら、実行力ある組織づくりを進めてまいります。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
2025年4月期 は、 連結売上高110億66百万円(前期比+32.0%)、営業利益23億75百万円(同+36.9%、営業利益率21.5%)と、いずれも通期計画を上回る好業績で着地いたしました。ARRも86億79百万円(同+46.3%)と大きく伸長し、サブスクリプションモデルを基盤とした安定成長が続いています。
特に、M&Aを通じて取得したキャッシュレス決済事業が収益に大きく貢献し、全体のARRの20%を超えました。
創業20周年の大きな節目
当社は2025年4月期に創業20周年という大きな節目を迎えました。この記念すべき年に、初めての株主還元(期末配当)を実施できたことを、大変嬉しく思っております。
今回の配当は一度限りの記念的なものではなく、今後も成長と還元の両立を目指す当社にとって、継続的な株主還元への第一歩です。
2024年10月には、当社の存在意義と未来像を明文化したミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を策定しました。さらに12月には、EC支援サービスを提供する「株式会社ネットショップ支援室」が子会社として加わり、実店舗とオンラインの垣根を越えた価値提供に向けて、新たな取り組みを進めています。
「次の10年」に向けて
次の2026年4月期は、売上高138億円(前期比+25.2%増収)という成長目標を掲げています。
クロスセル戦略の強化、プロダクト間の連携拡大、そして人材の採用・育成など、持続的な企業価値向上を図ってまいります。また、現在開示している中期経営計画については、早々に達成予定ですので近いうちに次の中期経営計画を発表する予定です。
第20期 定時株主総会の終結をもって、長年当社を牽引してきた会長の山本と副社長の湊が取締役を退任し、新たな経営体制へと移行いたします。これまでの歩みを礎に、「次の10年」に向けて、経営陣一丸となって、さらなる進化に挑んでまいります。引き続き、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
※前期比については、個別実績との対比となります。
2025年7月
代表取締役 宮﨑 龍平